阿佐飯

阿佐の飯に関するあれこれ

君が何者であったとしても、角煮はレンジで爆発する

 

タイトルの通りです。

 

「同じミスは二度繰り返してはいけない」とはしばしばよく語られる精神論っていうか気合論であり、かくいう阿佐もこれには大賛成の人間なんですが、当方、角煮を2回も爆発させました。

正直、角煮という料理がレンジ系爆発物(※レンジで加熱すると爆発するものの総称)だとは露知らず、というのも実家で角煮を作っていた頃はレンジ加熱でも爆発などしていなかったからで、まあそんな言い訳はともかくとして、爆発しました。角煮が。

 

爆発したとは言っても、レンジ内に角煮の破片が飛び散るくらいのもので、別に大した事故にはなってない。なってないのだが、怖い。

まさに今朝爆発させてきたばかりの身なのだが、加熱中に爆発したんじゃなくて、加熱し終わって取り出そうと触った瞬間に爆発したのである。「よく火傷しなかったな」と自分で感心する。ラップに包んだままだったのもあって被害状況もぼちぼちだった。半壊した角煮はとりあえず弁当に入れた。味は普通に美味かった。

 

というか、なんで角煮が爆発すんねん、と思って調べてみたら、ようは卵の爆発と同じ原理らしい。

電子レンジで爆発する危険なものや卵などの食べ物を紹介 | 健康一番

あんまり正確な情報元は見つからなかったが、「角煮 爆発」で調べると大量の「角煮爆発しました!」報告が上がっていて、あ~、爆発するんやな~、って感じ。他人事か。

ようは「分厚い肉を加熱すると表面ばかりが熱くなって固まってしまい、内部の水蒸気が閉じ込められて爆発する」という、例の原理らしい。

「別に密閉するような構造とかないから大丈夫やろ」なんてのは大きな間違いということか。いや、普通思わないですよね。まさか加熱によって殻が作られるとかさ。戦いの中で成長する少年漫画の主人公かよ。そう言うとなんかかっこいいな。惚れそう。惚れない。

 

なにはともあれ、今後は自然解凍ないし湯煎に頼ろうと思うわけですが、そんなこんなで角煮のレシピの紹介です。

 

↓参考にしたレシピ 

豚の角煮 | コウ ケンテツさんのレシピ【オレンジページnet】プロに教わる簡単おいしい献立レシピ

 

 

◎材料(2~3食分)

豚バラブロック肉 250g(普通はもっと多めの量で売ってることが多い)
酒みりん 大さじ2~3(うろ覚え)
(※酒みりんは個人的にお気に入りの調味料。ない人は調理酒とみりんを半々くらい入れると良いと思う)
しょうゆ 大さじ2~3(これもうろ覚え、入れすぎると味がエグくなりがちなので、少なめに入れて後から調整すると吉)
砂糖 大さじ1
(※参考レシピに入ってるので軽く入れてはみたが、みりんが入ってるだけで割と甘味は出るので、入れなくてもいいかもしれない。味見して調整を)
しょうがチューブ 3cmほど
にんにくチューブ 3cmほど
紅茶のティーバッグ(オプション) 1個
(※これは匂い消しの代わりのつもりだが、あんまり効果は無さげなので、元レシピ通りネギの青い部分とか入れるといいと思います。あれが匂い消しのためなのかどうかはあんまり存じないけど)

あと、めんつゆとかも適宜入れたような気がするけど、ぶっちゃけ覚えてないです。

 

◎作り方

  1. 豚肉を食べやすい大きさに切る(サイズはお好み、小さい方が火は通りやすいはず)。鍋に豚肉を入れ、豚肉が浸る程度の水を入れる。紅茶のティーバッグもここで入れておき、沸騰するまで煮る(中火)。

  2. 煮汁が十分紅茶色になったところでティーバッグを取り出す。そのまま煮て、アクが出てきたら取る。水が少なくなってきたら足す。およそ30分程度煮る。

  3. (ここまでが下茹で段階。他のレシピでは煮る前に表面を焼いておくパターンもある。片栗粉とかまぶして焼いておけば、肉汁が漏れにくくなっていいんじゃないかな。わかりませんが)

  4. 豚肉を取り出す。ゆで汁は1カップ(200mL)ほど残しておき(ここも元レシピに従ったが、まあ残さずに新しい水で煮なおしても良いと思う)、残りはいったん別の容器等に移す。

  5. (ここで気を付けたいのは、煮汁を流しにそのまま流さないこと。水道の中で油が固まって、ヤバいと思います。適当なボウルとか容器とかに移しておいて、冷めるまで放置しておくと良い。後述しますが、あの伝説のラードをゲットできるぞ)

  6. 空の鍋に豚肉を入れなおし、ゆで汁1カップ、砂糖、酒みりん、しょうゆ、しょうが、にんにくを入れて煮る。沸騰するまでは強火で、沸騰したら弱火(静かめに泡が出てくるくらいの感じ)に戻し、落とし蓋をする。落とし蓋は現物を持ってる人はそれを、ない人はアルミホイルかキッチンペーパーあたりを使うと良い。おすすめはアルミホイル。作り方は参考レシピに書いてあるので、そちらを参照のこと。

  7. 今回の分量だと、油断したらすぐ煮汁が無くなって焦げる可能性があるので、10~15分ごとに鍋の様子を見ておくこと。肉が浸るほどにはかさが無くてもいいが、肩まで浸かってるくらいがちょうどいいと思うよ。いやバラ肉の肩ってどこよ。あばら辺りの肉ですよ、バラ肉。

  8. 合計で1時間ほど煮たら、最後に火を強めて軽く煮汁を飛ばしておく。煮汁が十分減ったら火を止めて、鍋の中身を皿に盛り付けて完成。

  9. 手順4で取っておいたゆで汁の残りと、最後に残った煮汁の残り(もし残ってれば)は、ある程度冷えてから冷蔵庫に入れてしばらく冷ましておくと、水面でラードが固まって回収できるようになります。チャーハンとかに使うと美味い。スープにも入れるとコクが出て美味いらしいけども、阿佐はいまだにコクとかよくわからないので、各人のお好みで使ってください。

  10. (ちなみにこのやり方だと、ラードの中に肉の切れ端とかが入りこんで保存が悪くなるっぽい。すぐに使うならこれで十分だと思うが、もし長期保存したいなら、ざるとかで濾してから固めてください。あとどこかで見た方法だと、いったん固めたラードを煮沸消毒した瓶に入れて、再度湯煎で溶かしてから静置して固めると、瓶の底の方に切れ端とかが溜まり、空気に触れなくなるので保存がよくなるとかなんとか。まあ、気になる人は試してごらんよ)

 

 

以上です。

 

こちらは角煮を使って作った角煮おにぎりの様子。↓

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美味そうに見えるかどうかは置いといて、まあ、美味いですね。

 

noteで更新してた頃の阿佐飯でも書いたんですが、やっぱり角煮は角煮であるというだけで美味い。味がどうとかじゃなくて、角煮であることそのものが美味い。だから、たとえ君が何者であったとしても、そういうのは割とどうでもよくて、ただ君が君だというだけで、君という存在は、輝くことが、できるんじゃないかな。後出しですいませんが、この辺の文はCV森本レオで再生してください。よろしく。